コラム

人と比べると不幸になる心理学 – 幸せのカギは“昨日の自分”

「もっとあの人みたいにできたら…」
そんなふうに思って落ち込んだことはありませんか?

心理学の研究では、実は 「人と比べること」こそが不幸になる一番の近道 だと分かっています。

👉 Buddyからの学びシリーズ第1回は、この「比較の心理学」についてお届けします。

なぜ人は比べてしまうのか?(社会的比較理論:Festinger, 1954)

心理学者レオン・フェスティンガー(1954)が提唱した 社会的比較理論 によると、人は無意識に他人と比べる習性があります。

「人と比べるのは自然なこと。でも、そのまま放っておくと心が疲れてしまうんです」

比較の落とし穴

  • 他人の「いいところ」だけを見てしまう
  • SNSではキラキラした瞬間ばかり流れてくる
  • 自分との差を大きく錯覚し、不満や焦りが強くなる

つまり「人と比べるほど幸福感が下がる」ことが、数多くの研究で確認されています。

ポイント

比較は自然なこと。でも“幸せ”を下げるスイッチにもなる。

図:「人と比べる」より「昨日の自分と比べる」方が幸福感につながる

比べるなら“昨日の自分”

では、どうすればいいのでしょうか?
おすすめは 「昨日の自分」と比べることです。

  • 昨日より1回多くスクワットができた
  • 今日は少し早く寝られた
  • 昨日より自然に「ありがとう」が言えた

こうした「できている」という感覚、 自己効力感(self-efficacy,Bandura, 1977) を高めます。
この感覚が、モチベーションを支えてくれます。

まとめ

👉 「筋トレと同じで、昨日より一歩進めばOKです」

”他人と比べれば不幸に近づきますが、昨日の自分と比べれば幸せに近づけます。

✨ 今日の小さな一歩が、未来の大きな変化につながります。

今日の一歩

「昨日よりできたことを1つ探してみましょう。
それが未来への確かな一歩になります。」

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